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フェンスの種類
戸建て住宅の外構部分に欠かせないフェンスですが、選ぶ素材の性質によって見え方や役割が異なります。ここでは、フェンスにはどのような種類があるのかまとめてみました。
木製フェンス
木製のフェンスは、設置するだけで雰囲気が出たり、加工がしやすかったり、人目に付きやすい外構部分だからこそ、デザインを楽しみたい人におすすめの素材です。
和洋風に関わらず、どんな空間にもマッチしやすいメリットがあり、通常の格子状のフェンスから、縦格子や横格子のフェンスなど、好みに合わせたデザイン作りが楽しめます。ただし、金属製よりも腐食しやすいため定期的なメンテナンスは必須です。
樹脂フェンス
樹脂フェンスは樹脂と木粉を混ぜて作成された樹脂木や人工木を使用するので、加工しやすく腐食しにくい特徴があります。木製フェンスのデメリット部分を完全にカバーできているため、耐久性の高い樹脂フェンスの需要が増えています。
ただし、樹脂なので熱には弱く、真夏の日差しなどで歪みが出たり曲がったりすることもあります。
アルミフェンス
アルミフェンスは、金属製の中では柔らかく加工もしやすいため住宅用のフェンスとして主流です。金属製は強度がある反面、錆びやすい特性がありますが、アルミは表面に塗装や加工が施されていることが多いため、金属製なのに錆びにくいというメリットがあります。
柔らかい金属なので強度はあまりなく、強めの衝撃が加われば歪みが出やすいですが、隣近所との境い目や、車通りのない細い路地側部分に設置するケースも多いです。
スチールフェンス
スチールフェンスは強度が高く、アルミフェンスなどよりも比較的安価なので費用を抑えることができます。公園や公共施設など、住宅以外の様々なシーンで活用されています。
形状はメッシュ状の格子になっており、目線を遮ることはできないため、プライバシー保護をしたい箇所の設置には向いていません。グリーンカーテンなど植物で目隠しをしたり、カバーをかけたり工夫が必要です。
フェンスが壊れる原因
フェンスの破損には自然災害や事故に巻き込まれるなど、様々な要因が挙げられます。ここでは、フェンスが破損する主な原因をピックアップしました。
車による破損
車をぶつけるなどして、フェンスが破損する場合があります。特に外構部分に設置するフェンスは道路と住宅との境い目を担うので、車やバイクなどの衝突の影響を受けやすい部分です。
台風による破損
自然災害によるフェンスの破損もよくある事例として報告されています。特に台風では強風に煽られてフェンスが曲がってしまったり、倒木によって潰れてしまったりすることがあります。
台風による被害を軽減するために、メッシュ状で風を通しやすいタイプのフェンスを設置するケースもあります。
経年劣化による破損
木製のフェンスは腐食しやすく、崩れたり倒れたりします。金属製は強度がある反面錆びやすく、錆びを放置すると腐食し、フェンスが転倒する恐れもあります。経年劣化による破損を防ぐには、素材に合わせて修理やメンテナンスを行うことが重要です。
フェンス修理にかかる費用の相場
フェンスの修理にかかる費用は、DIYして修理する場合と業者に頼む場合とで費用が大きく変わります。DIYして修理する場合は、フェンスの素材や破損具合にもよりますが、木製であれば新しい木材の購入や修理に必要な工具・塗料などの材料費がかかります。
ここでは、専門業者に依頼する場合の修理費用を紹介します。
塗装して修理する場合の費用
金属製のフェンスなどは、定期的に塗装することで長持ちさせることができます。塗料が剥がれている場合は塗装して修理する必要があります。修理費用の参考として、5㎡塗装したい場合の費用を紹介します。
・既存の塗料の除去費用:5,000円程度
・塗料費用:10,000〜20,000円程度
交換補修の場合の費用
事故や自然災害などで大きく破損してしまった場合は、フェンスの交換補修が必要です。以下に、5㎡塗装したい場合の費用を紹介します。
・フェンスの撤去費用:20,000円程度
・産業廃棄物の処分費用:2,000〜5,000円程度
・木製フェンス:200,000〜400,000円程度
・樹脂フェンス:200,000〜500,000円程度
・アルミフェンス:200,000〜300,000円程度
費用を抑えるには?
フェンスの修理費用を抑えるには、まずは定期的なメンテナンスや点検が重要です。毎年点検を行うことで、小さな破損や錆、腐食などに気が付くことができるため、その分修理費用を抑えることができます。
また、小さな修理はDIYでも可能なので、材料費だけで済む場合もあります。点検を行う時期などを決めておき、早めに修理が行えるような対策をとっておきましょう。
まとめ
フェンスの修理にかかる費用は、素材や破損具合によって大きく変わります。木製などであればDIYしたり、金属製であれば塗料を自分で塗ったりすることで費用を抑えることができますが、大きく破損している場合は専門業者に依頼しましょう。
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