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外壁リフォームには補助金が出る
外壁リフォームをするなら、施工前にチェックしておきたいのが補助金が受け取れるかどうかです。ここでは、外壁塗装を行うには必ず補助金を受け取れるのか、どのような施工内容に該当するのか、金額の相場についてもまとめました。
補助金を受け取れるかどうかは住まいの地域による
リフォームなどによる外壁塗装には、住まいの都道府県・市区町村によって補助金を受け取れる可能性があります。住まいによっては補助金の対象外となる場合もあるため、まずは各自治体に確認してみましょう。
補助金を受け取れる外壁リフォームの種類
補助金を受け取れる外壁リフォームには主に3種類あり、「遮熱塗料の使用」「外壁の断熱改修」「一般的なリフォームや塗装」です。それぞれについて簡単に説明します。
遮熱塗料の使用
太陽の光を反射する塗料によって室温への影響を少なくし、エアコンの使用頻度を減らすヒートアイランド対策の1つです。東京23区の自治体を中心に、制度が確立されてきています。普通の塗料よりも割高ですが、その分省エネ効果が期待できるメリットがあります。
外壁の断熱改修
省エネ対策に着目した、断熱効果の高い資材を使用して外壁・天井・窓などをリフォームします。多くの自治体は「省エネリフォーム助成金」「断熱改修助成金」などと謳った補助金を出しています。
一般的なリフォームや塗装
エコや省エネ対策とは関係なく、一般的なリフォームにおける外壁塗装においても補助金を出している自治体もあります。幅広い工事が対象となっており、地域活性化や定住者増加の狙いにより、条件や基準を緩くしている自治体もあります。
一般的な外壁リフォームにおける補助金の相場
補助金の相場については自治体によって差がありますが、おおよそ10〜20万円前後がほとんどです。一般的な戸建ての外壁塗装などによるリフォームの費用は50〜100万円ほどなので、費用の負担を軽減させるためには是非利用したい制度です。
補助金を受け取るための条件
外壁リフォームにおける補助金を受け取るための条件について解説します。条件については、基本的な条件・申請者に対する条件に分けてまとめました。
また、紹介するのは多くの自治体に共通する事項なので、制度の対象となる工事内容などの細かい条件については、お住いの自治体へ確認してください。
基本的な条件
外壁リフォームにおける基本的な条件は、以下の通りです。
・補助金制度は初回利用者のみ
・申請は工事着前、かつ期限内までの書類提出が必須
・施工は制度を実施する都道府県・市町村区の業者のみが担当する
・施工にかかる費用が総額〇〇万円以上であること
・建築基準法やその他の関係法令に違反していないこと
申請者に対する条件
外壁リフォームにおける申請者に対する条件は、以下の通りです。
・申請する市町村区に定住していること
・税金の滞納がないこと
・リフォームする住宅の居住者もしくは所有者であること
補助金を受け取る方法や注意点
ここでは、補助金を受け取るまでの流れや方法、注意点について解説します。
補助金を受け取るまでの流れや方法
補助金を受け取るまでの流れと方法は以下の通りです。
1.外壁工事を行いたい箇所や内容の洗い出し
まずは外壁リフォームを行うにあたって、どの箇所をどういった施工を行うのかを詳しく洗い出します。
2.住まいの自治体の補助金について調べる
居住している地域の自治体の補助金・助成金制度について、改めて条件や申請にまつわる様々な情報を調べます。申請する時期によっては補助金が受け取れない場合もあるため、必ずチェックしましょう。
3.工事着工前に申請する
補助金を受け取るには、必ず工事前に申請しなければなりません。工事後の申請は受理されませんので、注意しましょう。申請の際には、申請書・住宅の登記簿謄本・外壁塗装工事の見積書や契約書・設計図書・施工前の現場写真などが必要です。
4.工事開始、報告書の作成・提出
実際の工事を業者に行ってもらいます。その際、工事の作業状況の写真を撮影します。補助金の申請には報告書を提出しなければならないため、写真も併せて提出します。
5.調査員に現場を確認してもらう
報告書までの提出が完了したら、調査員に現場の確認をしてもらいます。ここで問題がなければ決定通知書が届きます。
6.補助金を受け取る
全ての作業が完了したら、大体1〜2ヶ月後ほどで補助金を受け取れます。
外壁リフォーム時に補助金を使用する際の注意点
補助金を申請するにあたっていくつか注意点があります。以下の事項を参考に、申請する際は事前の調査をしっかりと行いましょう。
応募者が多い場合は早期締め切りとなることも
補助金や助成金などの制度は、各自治体の予算の元に実施されています。よって、応募者が多い場合は、早々に募集が打ち切られることもあります。また、自治体によっては先着順や抽選によって決定する場合もあります。
遮熱塗装が向かない場合があることも
補助金の条件として遮熱塗装を指定している場合もありますが、住宅によっては遮熱塗装をしないほうがいい場合もあります。室内が寒くなりやすい建物には不向きとされています。
申請と認定までに時間がかかる
工事前の補助金の申請と認定までには、大体3週間ほどかかってしまいます。認定が下りるまでは工事が着工できませんので、それも加味したスケジュールを立てましょう。
まとめ
外壁リフォームでは、住まいの自治体の条件をしっかりと満たすことで補助金を受け取れます。補助金の金額はおおよそ10〜20万円ほどです。補助金を申請するには工事前に申請書類を提出し、認定が下りてから工事の着工開始、作業報告書を提出して補助金を受け取ります。
細かい条件や内容は自治体によって異なるため、まずはお住まいの自治体がどういった制度を行っているか確認しましょう。
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